和泉川中央水辺愛護会の定例活動日である、2024年11月23日。
近隣にある中和田中学校の生徒と先生が、「ふれあい清掃」を開催してくださいました。
私たち和泉川中央水辺愛護会はその支援をさせていただき、一緒に落ち葉清掃をしました。
「ふれあい清掃」を行うことになった経緯
今回、中和田中学校がなぜ「ふれあい清掃」活動を行うことになったのでしょうか?
その経緯をお話しします。
コロナ感染が流行するまではサマーチャリティコンサートを催していて、コロナ終息後は具体的な計画がなかったそうです。
昨年秋ごろに、泉区社会福祉協議会の地域担当者Mさんから私(会長寺田)に相談の連絡が来ました。
「中和田中学校が地域や学区との連携を図り、“交流の場所づくりや地域との繋がり”を求めて、イベントの再開催を計画していますので協力してもらえないでしょうか?」とのことでした。
関係者による事前会議でイベントの開催タイミングが秋頃であれば、泉区ウォーキングコースに指定されている「和泉川沿い歩道の落ち葉清掃」が出来ます。
清掃が広範囲となり大勢の参加者が必要であり、地域貢献も大きく得られると思いますと提案したところ、賛同を頂きました。
そして、当方の定例活動日である「11月23日の第四土曜日に実施」することが決定しました。
また、活動で使用する必要な道具や消耗品類の準備は中学校が全て担当しますと言ってくださいました。
11月23日「ふれあい清掃」実施しました!
活動日は祝日にもかかわらず、中和田中学校の生徒41名と教職員3名が参加してくださいました。
当会からは10名の参加です。
生徒の内訳は
- 吹奏楽部が23名
- 剣道部が14名
- ボランティア部4名
でした。
吹奏楽部は今年、横浜市と神奈川県の吹奏楽大会において「金賞」を受賞し、さらに“東関東大会への出場決定”の大きな垂れ幕が校門横に掲示されているのが目に飛び込んできます。
当日集合時刻の40分位前には、数名の男子生徒はすでに指定場所近くに集まっていました。
この姿を見て「お~やる気満々だな」と感激を覚えました。
他方、遠くには集合時刻に間に合うように生徒達の大きな集団も見られました。
それぞれの手には柄の長い竹ぼうきや竹熊手、一輪車には多くの道具や消耗品類を乗せて、中学校からこの活動場所までの長い道のり約1.3㎞を歩いて運搬して来たのです。
“大変だったろうな”と感じました。
全員到着後、私たち水辺愛護会が活動前に行うラジオ体操で体をほぐしました。
本活動を行う前に水辺愛護会の活動内容や実績、あるいは直面している会員減少の問題点などを説明して認識を持って頂くことに務めました。
そして、今日の清掃活動と注意点について説明後、
- 和泉橋から曙橋までの約200mの歩道清掃グループ
- 曙橋から中村橋までの約300mの歩道清掃グループ
に別れて活動を行いました。
無駄話などしないでみんな一生懸命に活動してくれました。
学校での部活動で吹奏楽部は、それぞれが楽器を持って指揮者のタクトの動きを見て演奏する・・・
剣道部は竹刀を持ち規律の厳しい武士道精神の下で練習などを行っているから、無駄のない統一された団体行動が出来ているのだ感じました。
手際が良いのも理解できます。
大きな70リットルのゴミ袋に集めた落ち葉を入れる時に、手を添えて入れ易くしてあげると「ありがとうございます」と口々に言ってくれるのです。
「礼儀正しい生徒達だなあ~」と思いました。
約2時間の活動でしたが、時間の経つのが早かったです。
当会の副会長であるHさんは中学校の先輩であり今回の、後輩たちの積極的な活動参加を大変喜んでいました。
頼もしい生徒たちだと・・・そして、後輩たちが育って大人となった時に、「また、活動してくれると嬉しい」とも話をしていました。
中和田中学校の生徒のみなさま、引率してくださった先生方、ありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています。
文:寺田
編集・写真:Nao