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子どもたちが再び、やって来た!

昨日のブログでは、和泉川中央水辺愛護会メンバーNaoの視点から、伊勢山小学校4年生との落ち葉清掃を記事にしました。

izumigawachuoumizubeaigokai.hateblo.jp

 

今日は、会長の寺田さんの視点から記事にしたいと思います。

 

 

子どもたちが再びやって来るまでのエピソード

10月10日火曜日に初めて、水辺愛護会の体験学習に来ていただいた直後に、H先生から子供たちがまた、“活動をしたい”と多くの声がありました。

 

何とか活動はできないでしょうか?との相談の電話でした。

 

11月14日の第二火曜日はどうですか?と日にちの設定で要望されたのです。

 

しかし、当日は“他の小学校の体験学習が計画されているので残念ですけど対応不能です”とお断りをしました。

 

H先生はあきらめられない様子でしたので、私から12月12日の第二火曜日はどうですかと問いますと、“学校の行事がありまして対応できない”のです・・・との返事でした。

 

これは困ったな~。

子供たちの要望には是非とも応えてあげたいと強く考えました。

 

 

 そこで提案として、学校の対応可能日を教えて下さい。

当会の11月14日の定例活動日に皆に相談をしてみますと・・・。

 

みんなに「子供たちがまた、活動をやりたい」と言っています。

 

何とか要望に応えてあげたいけど、どうでしょうか? 

 

実施するとなると定例日の活動ではなくて通常日の活動となるのですが・・・と問い掛けると、多くの仲間から“子供たちが希望しているならやってあげようじゃないか。私達も嬉しいよ”という賛同の声です。

 

みんなの気持ちが一つになっていると感じた瞬間でした。

 

そして、対応日は11月30日の木曜日に決まったのです。

 

 

伊勢山小学校4年生が再び、やって来た

 当日、先生に誘導された子供たちが元気よくやってきたのです。

 

その姿を見たら嬉しさが溢れてきました。

 

よし一緒に頑張ろう。

 

活動の内容は歩道脇の街路樹(けやき)の落ち葉清掃です。

 

 

前回、作業をしているので道具類の話は簡単にして、ごみ袋にたくさんの落ち葉を入れるようにするにはどうするのか?

 

それは、足や手を使って“ごみ袋の表面を押し付ける”のですと実演して見せました。

 

そうすることでごみ袋の中の落ち葉が押しつぶされて砕かれて小さくなり、ごみ袋には空間ができて落ち葉がまた、たくさん入るのです。

 

もういっぱいに見えるこの袋にも
まだまだ入ります!

 

この動作を繰り返せばごみ袋の使用枚数が少なくて済む、その結果として「ごみ袋の購入費用も少なくて済むよ」とね。

 

ゴミ袋の1枚の値段は知っているかな?と問いかけたけど、正解はなかった。

 

それでは暗算をしてみて。

8400円÷300枚(1箱分)はいくら・・・。

“28円です”。

はい、正解。結構、高価でしょう。

 

ごみ袋を節約することは「ごみ袋のごみの量と購入費用の節約」となるのです。

 

ちょっとした工夫をすることは大切なことですと伝えました。

 

また、今日は質問がある時は、「活動しながら近くのおじいちゃん、おばあちゃんに声をかけて下さい」とお願いをしました。

 

 

これからクラスごとに分かれての約1時間の活動でした。

 

 

清掃道具を工夫した話

 活動は清掃道具が全員にいきわたる数量を準備することは出来ないので、当然、道具を持たずに手だけで活動をする児童もいるのです。

 

そんな児童の中で植込みの下にある落ち葉を、歩道上に落ちていた二又に分かれた枯れたけやきの枝を持って搔きだしている女の子供を見つけました。

 

こうすれば“手が汚れずにまた、痛くもなく掻き出すことが出来ていいです”と応えてくれました。

 

なるほど!それならばと思いついて、近くに落ちていた枯れ枝を長さ約15cm位に折ったものを3~4本まとめて持つと簡単なくま手の代用品ができる。

 

これで落ち葉を搔き出せば効率がいいと実演をして見せた所、周りにいた子供たちが“すげぇ~なあ”と言いながら早速、自分たちも実行して楽しんでいました。

 

私は逆に子供から教えられたと頭を下げるのみでした。

 

 

活動の振り返り

 この日は天候も快晴で無風でありこの季節としては少し暖かった。

 

清掃も2回目のため要領も分かってきたことで順調に終了することができました。

 

 

子供たちからの質問の一部として、
①落ち葉清掃はなぜするのか
②川の中に大きな石がたくさん置いてあるのはどうして
③大きな鯉がたくさん泳いでいるのはなぜ
④どうしておじいさんたちは活動をしているのか
などと一杯あったようです。

 

 

 終了時の子供たちの代表の二人のあいさつでは、“みんなで一生懸命がんばって、きれいに活動することができて良かったです。楽しかったです。皆さんありがとうございます”とお礼の言葉を頂きました。

 

そして、元気よく和泉川を後にして学校に戻っていきました。

 

 

 私達一同も体験学習を受け入れて良かった。

 

子供たちの元気で楽しい様子を見たり且つ、この年齢になって一緒に活動することができて最高です。

幸せに満ち溢れるひと時でした。

 

 

文 寺田