木や草が茂り始める前の今の時期は、鳥を観察する絶好の季節です。
今回は、和泉川中央水辺愛護会のエリアで見られる鳥たちをご紹介します。
散歩されるときに、ぜひ鳥たちを観察してみてください。
通年見られる鳥
鳥には、この辺りに住み着いていて一年を通して見られる鳥と、渡り鳥で冬だけ見られる鳥がいます。
まずは、一年中みられる鳥をご紹介します。
シジュウカラ
羽の色が美しく、鳴き声もかわいいです。
スズメくらいの大きさです。
3月くらいになると「ツッピー♪ツツピー♪」と透明感のある声でさえずるのをよく耳にします。
食性は雑食性で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べます。
このシジュウカラは、胸の黒いネクタイが太いので、オスです。
メスは黒いネクタイが細いのです。
ハクセキレイ
全長20㎝くらい。
セグロセキレイと似ていますが、ハクセキレイは目の下が白いことで見分けます。
食性は雑食性で、水中や岩陰、土の中に住む昆虫やクモ、ミミズなどをとらえて食べています。
虫を求めてとことこと歩く姿や、尻尾を上下に振る姿が見られます。
正面から見た顔もかわいいです!
肉眼では、ここまで鳥の表情は見えないと思います。
双眼鏡で見ると鳥の表情がよく見えて、鳥たちのかわいらしさにとりこになってしまいますよ!
キセキレイ
ハクセキレイよりも出会える機会が少ないのと、黄色が目立ってきれいなので、出会えると思わずラッキー!と思ってしまう鳥です。
全長20㎝くらい。
夏は渓流沿いなどに住み、冬は市街地の水辺でも観察されます。
だから、出会える機会が少ないのかもしれませんね。
食性は動物食で、日中は水辺を歩きながら水中や岩陰などに住む昆虫類やクモ類などを捕えて食べます。
カルガモ
体長60㎝くらい。
食性は、主に植物食で植物の葉や種子などを食べます。
夜に餌をとって食べることが多いそうです。
4月下旬~8月上旬に見られるカルガモの親子の行列は、かわいらしくて大人気です。
イソシギ
体長20㎝くらい。
食性は動物食で、主にユスリカやトンボ、ハエなどの昆虫を食べますが、魚や甲殻類、軟体動物も食べます。
お腹の白色が肩先に切れ込んで見えるのが特徴です。
色は地味ですが、かわいらしい鳥です。
カワセミ
宝石のように美しい青い鳥。
全長17㎝くらい。
青い背中、オレンジ色のお腹が鮮やかです。
足も鮮やかな赤です。
メスは下のくちばしが赤いので、この写真のカワセミはオスです。
食性は動物食で、川に飛び込み、魚や水生昆虫をくちばしでとらえます。
私も何度も小魚を捕える姿を見かけています。
いつ出会っても嬉しい、幸せの青い鳥です。
渡り鳥
ツグミ
全長24㎝くらい。
夏はシベリアで繁殖し、冬は中国や日本などで越冬します。
日本では冬に見られる冬鳥です。
食性は雑食性で、昆虫、果実などを食べます。
夏前には旅立ってしまうので、今が出会えるチャンスです!
番外編
こんな鳥も見られます(笑)
地蔵原の水辺の入口(長後街道側)で見られます。
鳥の巣も見られます。
このケヤキの木は大人気!
2つも鳥の巣があります。
大きい巣と小さい巣。
何の鳥の巣でしょうかね?
この木でエナガがさえずっているのを見かけたので、しばらく見ていたのですが分かりませんでした。
また分かったら、報告したいと思います。
最後に
水辺愛護会の活動をしている時は、あまりゆっくり鳥を眺めている時間はないので、改めて散歩しながら鳥を観察すると、たくさんの鳥が見られて嬉しくなりました。
3月19日はカワセミには出会えませんでしたが、それ以外の鳥たちは同じ日に見られた鳥たちです。
いつもはカワセミにも十中八九出会えるのですが・・・
鳥たちは表情も動きもかわいらしくて、眺めていると癒されます。
暖かい日も増える3月。
ぜひ、鳥たちを観察しに和泉川にいらしてください。
写真・文 Nao
参考資料:ウィキペディア
参考文献: