最近、水辺愛護会の第二火曜日の定例活動日に「体験学習」として2校の小学校が来てくれました。
10月10日には、伊勢山小学校の4年生の2クラス:53名です。
11月14日には、中和田小学校の3年生の2クラス:54名です。
私達は事前準備として子供達が安全に活動できるように、子供の力では除草できない大きいサイズの雑草を抜き取ったり、植込みの樹木が突き出して子供の顔や目に入ったりする恐れのある枝などを切り取ったりして、当日の活動を迎えたのです。
伊勢山小学校4年生がやってきた
伊勢山小学校の体験学習の内容は除草と清掃でした。
除草活動
除草は歩道と車道の境界部にある植込み部分に生えた雑草を、素手ではなくて”軍手をはめた安全な状態”でむしり取って貰いました。
まさに、手作業の活動です。慣れない小さな手で・・・
どちらかと言えば軍手の方が極めて大きい児童の姿も見受けられました。
また、大部分の児童が除草作業は、初めてではないかと感じられました。
それもそのはずですね。
今どき、除草作業を経験しているのは少数であると思いますから・・・。
そんななかでも除草作業が上手な女の子がいました。
こちらから「”草取り”が上手だね。やったことがあるの?」と声をかけた所、
「おじいちゃんが野菜を作っている畑の草取りのお手伝いをしたことがあります」と答えてくれました。
祖父と孫の温かい雰囲気が伝わって来ました。
また、美味しい野菜を食べながらおじいちゃん達と楽しい食事をしている様子が目に浮かびました。
清掃活動
清掃活動は歩道上のごみ拾いです。
和泉橋から上流部約600mの範囲と下流部約700mの範囲にそれぞれ3名の子供が活動してくれました。
子供達は我先にとごみを探したり、時には”宝さがし”をするように植込みの樹木の隙間のごみを見つけて喜んだりしてごみ袋が「あっという間」にいっぱいになったそうです。
見回り役として当会の高齢者が一緒に付き添ったのですが・・・
着いて行けなかったと嘆いていました。
普段はあまりごみが落ちていないように見受けられますが、子供達のゴミ拾いがうまかったのでしょうね。
また、ごみがいっぱい落ちているようでは大人たちは反省すべき事柄です。
中和田小学校3年生がやってきた
中和田小学校3年生の体験学習は落ち葉清掃です。
車道と歩道を分離するように街路樹(けやきの大木)があります。
今年は夏場の暑さがいつまでも続いて、この11月14日が来てもあまり紅葉しないで葉っぱをつけた状態のままであり、落ち葉の量が少なかった。
こんな状態なので落ち葉清掃方法は、落ち葉が植込みの根っこの部分に堆積しているのを「小さな竹くま手」で歩道の広い所に掻きだし、次に搔きだした落ち葉を「中型の竹くま手や竹ぼうき」で一か所に集めるのです。
集められた落ち葉をゴミ袋に入れるために、「竹くま手」で「み」という道具に落ち葉を掻き入れます。
落ち葉が入った「み」をゴミ袋(70L用)の開け口に入れて上の方に傾けると落ち葉だけがゴミ袋の中に入っていくのです。この作業を繰り返しながら活動を行うのです。
「み」をしっかりと手で持っていないと、「み」と落ち葉がゴミ袋の中に一緒に落ちていく失敗も時々発生します。
ごみ袋に入った落ち葉は、外側から足や手で押さえつけて圧縮してやらないとかさばった状態のままだと、いくらも入りませんし、ごみ袋を沢山使って無駄遣いをすることになるのです。
子供達は一生懸命に活動をしてくれました。
歩道を歩いてくる歩行者の方々から”労いの言葉”を頂き、うれしそうに笑顔で答えていました。
みんな一生懸命でした。
反省会では「こんな大変な活動をされているのを初めて知ることができました。皆さん、ありがとうございます」と言ってくれました。
また、ある子供は、「美しくするのは大変なこと!これからは汚さないようにします」と言いました。
これらの言葉を糧に”これからも頑張ろう”と誓い合う私達でした。
中和田小学校の清掃活動のページはこちらです。
伊勢山小学校、中和田小学校のみなさん!
和泉川中央水辺愛護会の活動に参加してくださって、ありがとうございました。
また一緒に活動できたら嬉しいです。
ぜひ遊びに来てくださいね!